【ドラマ「19番目のカルテ」を見て思ったこと】
TBSのドラマ「19番目のカルテ」。妻が好きで見ているので、自然と私も見るようになりました。
8月10日は、糖尿病で受診している男性とその妻の物語。妻は食事管理を徹底し、病院にも付き添い、夫の健康管理に熱心に取り組むのですが、夫の病状は変わらず、夫婦関係にも影響が…というストーリーでした。
テーマの一つが、夫婦間のコミュニケーション不全だったと思います。どちらもお互いのことを大切に思っているのですが、そのために行っている(あるいは行わない)言動が、良い結果を生まず、悪循環に陥っているようでした。
とくに夫の方が、妻を傷つけたくないと思い本当のことを言えないのですが、それは、自身が直面するであろうネガティブな感情のやり取りを回避しているため、と見ることもできます(まだご覧になっていない方もいらっしゃるので、曖昧な書き方ですみません…)。そのこと自体は決して悪いことではないのですが、往々にしてこのような回避行動は、結果としてコミュニケーション不全につながる場合があります。
ドラマでは、主人公の医師たちの介入でハッピーエンドになりますが、実際の生活では、お互いのことを大切に思っていながら離婚に至ってしまうようなケースも少なくありません。第三者に相談することは、勇気のいることで簡単ではありませんが、ときにはそうした決断が大切ではないかと感じました。